【静岡県司法書士会】犯罪被害者支援委員会

 平成24年10月15日(月)18時から21時まで、静岡県司法書士会において、犯罪被害者支援委員会が開催されたので、委員として参加した。
 議題は、今年度後半の事業計画について、である。
 11月下旬からの犯罪被害者週間の取組みや、研修会の開催内容等について協議した。

 さて、その委員会の中で、ふと、「もし依頼人が(依頼事項に関する事実について)嘘をついていたら、それでも依頼を受けるか」ということが話題となった。

 依頼事項に関する事実について嘘であれば、絶対に依頼を受けることはないということは、どの司法書士も間違いないだろう。
 問題は、「嘘」という心証の根拠である。
 客観的証拠は何もなく、依頼者の記憶しかないというとき。
 依頼者の話し方や表情、話の内容の具体性などによって判断するしかないが、それでも私たちの判断に誤りがないなどと言うことができるだろうか。
 裁判の判断に誤りがあったら、上級審に判断を仰げばよいが、司法書士は「最後の駆け込み寺」となることも多く、「ここで断られたら泣き寝入りするしかない」となる。
 受任する司法書士の判断の誤りは、司法手続からのシャットアウトを宣告することにもなりかねないのだ。

 だから、疑わしい事件も全て受任せよ、とまで言うことはできないが、受任を断る際には常に自問自答しておくべきだろう。
 自分が断ったら、もうこの依頼者には後がないのかもしれない、と。

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赤松 茂

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