日司連執務問題検討委員会

 平成24年9月24日は日司連において執務問題検討委員会が開催されたので、委員として参加した。
 当委員会では、簡裁代理権の範囲や本人訴訟支援の在り方などについて検討している。
 本人訴訟支援としては、高松高判昭和54年6月11日の判決理由を改めて研究しているところだ。
 この高裁判決は、「制度として司法書士に対し弁護士のような専門的法律知識を期待しているのではなく、国民一般として持つべき法律知識が要求されていると解され、従って上記の司法書士が行う法律的判断作用は、嘱託人の嘱託の趣旨内容を正確に法律的に表現し司法(訴訟)の運営に支障を来たさないという限度で、換言すれば法律常識的な知識に基く整序的な事項に限って行われるべきもので、それ以上専門的な鑑定に属すべき事務に及んだり、代理その他の方法で他人間の法律関係に立ち入る如きは司法書士の業務範囲を越えたものといわなければならない。」という部分が司法書士からは問題視されることが多い。
 当委員会では、「そもそも、この部分を問題視する必要があるのだろうか」というところから議論している。
 議論すると、「法律常識的な知識」や「鑑定」という用語が極めて多義的であり、各人のイメージするところが、それぞれ微妙に違うということにも驚かされる。
 まずは、こういった用語や基本となる概念についての定義付けをしないとならないのだろう。

コメント

高松高判

平成14年の司法書士法改正以後,この高松高判をどう考えるか。同一事件でも訴額140万なら代理権あり,141万なら本人訴訟支援。極端な例ですが,実質どうなのかと。勿論,法律実務家ですから,法律上の解釈は大事ですが。

うまく言えませんが,依頼者が司法書士に何を求めているか,そこから考えを立ち上がって,法改正なりを求めて行くべきでは。と,思っています。

高裁判決

 本人訴訟に関する高裁判決が近々出るかもしれないという状況の中、高松高裁判決を見直すことは、とても重要だと思います。

 その見直しにおいては、ウルフさんのおっしゃるとおり、市民の目線から、司法書士の存在意義を問いなおすことが重要ですね!

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プロフィール

赤松 茂

Author:赤松 茂
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(平成26年5月に事務所移転しました。)

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