全青司しずおか全国研修会

 平成23年9月17日(土)18日(日)の2日間にわたり、浜松において、全青司しずおか全国研修会が開催されたので、全青司副会長として参加した。
 全国から650名前後の皆様にご登録いただいた。
 研修会テーマは、「突破」である。
 
 研修内容では、労働審判に関する分科会で事例報告を担当した。

 また、閉会宣言では次のようなことを述べさせていただいた。

 2日間にわたる研修会の内容は、いかがでしたでしょうか?
静岡の実行委員の一人としても、参加者の皆様の感想を聞くのを、怖い気持ちも半分ありますが、楽しみにしております。

 さて、本研修会のテーマは「突破」でした。
 テーマの趣旨は実行委員長からも説明があったところですが、実は、私は一昨年、実行委員会でのテーマ選定の際に別のテーマ案を匿名で出しました。
 それは、「通過点」というものです。

 長年、登記業務、裁判書類作成関係業務などで実績を積んできた司法書士は、平成14年の司法書士法改正によって簡裁訴訟代理権を取得し、その業務は一気に拡大しました。この簡裁代理権を活用した裁判上また裁判外の簡裁訴訟代理関係業務によって、司法書士のクレサラ問題などへの対応方法は急激に発展を遂げ、法律実務家としての地位を確立させたかのような印象も受けたほどです。

 しかしながら、数年たち、司法書士業務に偏在傾向が顕著にあることが判明するようになると、司法書士の法律実務家としての在り方は、まだまだ到達点に達していないのではないか、と考えるようになりました。司法書士制度という非常に長い、歴史的スパンでみれば、現時点においても、簡裁代理権が付与されたといっても、私たちの司法書士制度は、まさに、「通過点」にあるに過ぎないのではないかと考えたのです。
 この「通過点」というテーマで司法書士制度を、のぞみ新幹線の通過点であり、観光地というよりも東西大都市の通過点という地域性をもつ、この静岡の地で、ともに考えたいとの思いで提案したのですが、残念ながら、この案は通りませんでした。

 ところが、今回の正案である「突破」というテーマについても、趣旨を突き詰めていくと、今の司法書士制度や司法書士を取り巻く現状は閉塞感に包まれており、到達点にはないことは明らかであり、突破すべき壁を通過しなければならないという意味においては、私がこっそり提案した「通過点」というテーマと、まったく同じ思いが含まれているということに実行委員会での議論の最中に気づきました。
 
 このような思いを込めた「突破」というテーマでしたが、本研修会を通じ、皆さんも自らが、そして司法書士制度が、「突破」していかなければならないものを感じていただけましたでしょうか。
 本研修会の内容が、皆さんの明日からの業務に、そして司法書士制度への議論の糧となることができましたら、これに勝る喜びはありません。

以上をもちまして、第40回静岡全国研修会の閉会の挨拶といたします。
 ご参加ありがとうございました!


 今年度の全青司事業も、これで折り返しを迎えることとなる。
 残された半年間は後輩の育成に重点を置いていきたいと考えている。

コメント

No title

あかまつさん、本当にお疲れさまでした。
原稿をUPするとは思いませんでしたが、確かに司法書士界はゴールに来たとは少しも思っていません。次から次へと立ちはだかる様々な壁。それをどう突破していくかを考えるきっかけを与えてくれました。
越えられない壁はないはず。だってその壁を作ったのは同じ人間ですから。
頑張っていきましょうね!

実は・・・

最近アドリブは極力やめようと思っており、できるだけ喋り原稿を作るようにしています。

当日は、そんなに量が多くなかったので、見ないままスピーチしましたが(^_^;)。

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プロフィール

Author:赤松 茂
あかまつ司法書士事務所
静岡県沼津市下河原町48番地

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(平成26年5月に事務所移転しました。)

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