最高裁「裁判の迅速化に係る検証に関する報告書」を批判する その1

 最高裁では、裁判の迅速化に関する検証が行われており、先日、第4回目の検証結果が公表された。

 http://www.courts.go.jp/about/siryo/jinsoku/hokoku/04/pdf/gaiyo_honbun.pdf

 裁判を迅速に進めるために、実に多角的な視点から検証が行われているが、残念ながら、いずれの検証も、裁判官・弁護士等の法曹の立場からの考察しかなされておらず、肝心の紛争当事者となる市民の立場からの考察がなされていない。
 おそらく、この会議体には、市民代表が加わっていないのではないだろうか。

 とくに留意しなければならないのは、「6-5-2-2」で述べられている部分的弁護士強制主義の導入である。
 裁判を迅速に進めるために、本人訴訟を排除しようという考えには到底賛同できない。

 誰のための紛争解決なのか、そもそも裁判は誰のためにするのか。
 紛争当事者たる市民のために分かりやすい、利用しやすい裁判制度を構築しようという検証が何故なされないのか。

 最高裁が公表した検証結果からは数多くの疑問が浮かび上がってくる。

 これから、このブログにおいて、最高裁の検証結果の批判を定期的に述べていくこととしたい。

コメント

No title

お疲れ様。これ次回の資料にしてもらう?日司連でも意見言えればいいけどねえ・・・

ぜひ!

コメントありがとうございます。

ぜひ日司連でも検討していただきたいです!
というか、そうすると私が検討することになるんですかね~(汗)。

でも、看過できない重要問題だと思っています。

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