平成23年度全青司関東ブロック茨城研修会

 平成23年7月16日(土)17日(日)は、茨城県水戸市において、全青司関東ブロック研修会が開催されたので、副会長として参加した。

 当日のプログラムは次のとおり。
【報告会】
「茨城・千葉の被災状況及び相談事例報告」
【研修会】
「私道の法律問題について」
「近隣アジアの渉外登記」

 研修会開会式では、主催団体として挨拶をさせていただいた。
 当日の私の挨拶の内容は次のとおり。

 まず、本年度の全青司関東ブロック研修を茨城で開催することができ、主管会である茨城会の皆様に感謝申し上げます。
 言うまでもなく、東日本大震災で甚大な被害があった、ここ茨城の地に関東ブロックをはじめとして全国の司法書士が集い、ともに災害対策や司法書士実務についての議論・研修を行うということは大きな意義があります。
 現地での災害対策に追われ、今回の研修会の開催準備との同時進行は決して容易ではなかったでしょうが、その困難をあえて選択し、研修会の開催を決定していただいた茨城会の実行委員会の皆様には、ほんとうに感謝にたえません。
 さて、本年度の全青司事業も東日本大震災により大きく影響を受けております。すなわち、有事と平時の事業執行双方をいかにバランスよく行っていくか、という課題に直面しております。
 災害対策といたしましては、岩手の陸前高田市などに定期的に相談員を派遣するなどして、相談事例の集積を図り、相談Q&Aを作成するとともに、相談グッズとして全青司ホットラインの電話番号入りのタオルを製作し、全国の司法書士へ販売して災害対策費の捻出をするとともに被災地へのタオル寄付もご依頼しているところであります。災害対策は、長期的に継続的な支援を行うことが重要でありますので、会員の皆様も引き続き、ご協力をお願い申し上げます。
 一方、本年度は、通常の司法書士業務も大きな変革を見せております。すなわち、全国の司法書士の取扱事件数において、顕著な伸びを見せていた裁判上の簡裁代理件数が平成22年には前年に比べ1万3999件減少し、12万5904件、裁判外和解手続においても前年に比べ6万3140件減少し、51万1421件、裁判書類作成関係業務も前年に比べ4124件減少し、8万7205件といずれも代理権付与後初の減少傾向に転じたことが明らかとなりました。このような状況を踏まえ、今後の司法書士業務の方向性についても、登記業務・簡裁代理権活用・裁判書類作成への対応の在り方が鋭く問われ始めているといえますでしょう。
 このように有事・平時ともに大きな課題が差し迫る中、今回の研修会では、バランスのとれた内容で双方とも充実した勉強ができるよう配慮されています。この2日間、大いに勉強し、懇親会ではこれからの司法書士制度について語りあいましょう。
 最後になりますが、全青司では、常に幹事を募集中です。全青司には登記関連・裁判関連・人権関連・制度関連などなど数多くの委員会がありますので、一人でも多くの全青司会員の方に、ぜひ幹事となって、ともに全青司事業に直接携わっていただきたいと期待しています。全青司幹事になりたいという方は地元の青年会代表者もしくは全青司役員にお声がけしていただければ、すぐに幹事承認の手配をさせていただきますので、お気軽にお申し付けください。


 研修会には、おおむね200名前後の司法書士にご参加いただいた。

 この場をお借りして、参加者および主管会実行委員会の皆様方に改めて御礼申し上げる。

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プロフィール

Author:赤松 茂
あかまつ司法書士事務所
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(平成26年5月に事務所移転しました。)

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