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司法書士としての生き方 その19

 司法書士になるまでの回想記の続きである。バックナンバーは、左欄の「司法書士新人研修」からご覧いただきたい。なお、バックナンバーを遡るには左欄「司法書士新人研修」をクリックした後、下段に表示される「ホーム」の右の矢印をクリックすると閲覧ができる。

 さて、いよいよ私が合格した2回目の本試験直前のくだりである。
 本試験の数カ月前からは、受験勉強以外の時間で、想定外の事項をなくすシュミレーションを立てることが多くなった。

 たとえば、「本試験の最中に腕時計が止まってしまった!」という不測の事態を想定し、その対策として「時計を2つ用意して、さらにそれぞれの電池を新しく交換しておく。」、それでも最悪両方が止まってしまったら、やむを得ず「試験監督員に借りる。」などのシュミレーションを立てるのである。

 「前日に親族の誰かが緊急入院してしまった!」という不測の事態の対策は、なかなか立てづらかったので、情報をシャットアウトするしかないと考え、「本試験の前日は、電話に一切でない。」などという防御策を立ててみたりもした。

 また、「急にトイレに行きたくなってしまった!」という不測の事態を極力回避するために、食生活を安定させて、トイレに行く時間を毎日ほぼ固定させるようにしたりもした。本試験中に、この事態が生じた場合は、対策としては「試験中に走ってトイレに行く。」しかないので、いかに回避するか、という視点での対策が重要だと考えたのだ。

 もっとも、いくらシュミレーションを立てても、想定外の事態は生じうるものであり、そのような事態が生じたときにこそ、試験対応力に関する真価が問われるのかもしれない。しかし、試験対応力にさほど自信のない私は、事前のシュミレーションを重ねることによって、少しでもリスクを減らすことを重視したのである。

 司法書士試験は集中力が大きな鍵を握る試験だと私は考えていたので、このようなシュミレーションを立てることによって、不測の事態の発生というリスクを少しでも減らすとともに、リスクを検討することを経て本試験に向けての集中力を高めていくことにも役立った。

 司法書士になってからの実務においては尚更「想定外」は許されない。
 常に最悪の事態を想定し、対策を講じておくという姿勢は、実務についてからも、とても役に立っている。
 ただし、対策を講じておかなかったほどの事態が生じた時に、私にその対応力があるかどうかということについては未だ自分でもわからない。幸か不幸か、未だ、そのような事態に遭遇していないからだ。


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赤松 茂

Author:赤松 茂
あかまつ司法書士事務所
静岡県沼津市下河原町48番地

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【Mail】 quick-response@nifty.com

(平成26年5月に事務所移転しました。)

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