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第73回日司連臨時総会

 平成23年2月23日(水)に、東京都のリーガルロイヤルホテル東京において、第73回日司連臨時総会が開催された。
 今回の会議の目的である事項は、議案第1号 会員業務整備・地域事業推進等特別会計の廃止及び普通会費の増額並びに研修事業特別会計の減額等に伴う連合会会則一部改正承認の件、議案第2号 司法書士法改正大綱承認の件、である。
 なお、組織員提案議案として、議案3号 司法書士法改正に向け重点的、具体的かつ精力的活動を求める決議案承認の件が提出された。

【開会】
(1)開会宣言
 今川副会長より、開会宣言がなされた。
(2)連合会会長挨拶
 細田会長より、上程議案に関し、活発な討論のうえ、慎重審議をお願いしたい旨の挨拶がなされた。
(3)議長選出
 総会の議長に吉田代議員(兵庫県会)を選出した。議長は、総会組織員数が総数271名のうち223名(委任状提出者を含む)の出席を得て適法に成立していることを告知した。
(4)議事録署名人の選任
 議長より、議事録署名人に古根村会長(神奈川県会)、川越会長(宮崎県会)が指名された。
(5)副議長の選任
 議長より、副議長に安田代議員(三重県会)が指名された。
(6)会期・会議時間の決定
 執行部より、会期は平成23年2月23日の一日限り、会議時間は18時までとする旨が提案され、承認された。
(7)議事運営委員長の挨拶・報告
 議事運営委員会の池田委員長(愛媛県会)より、執行部及び議案提出者より議案の提案理由説明を行った後、議案に対する質疑及び質疑に対する答弁を行うこととする旨が報告された。

【議案についての提案説明】
*議案1号
 執行部より、議案1号に関し、日本司法書士会連合会会則の一部を次のとおり改正したいので、承認を求める旨の提案がなされた。
1 会員業務整備・地域事業推進等特別会計を廃止する改正
2 普通会費の月額を3,500円から4,700円に増額する改正
3 研修事業の費用に充てるための特別会費の月額を800円から600円に減額する改正
4 特別会費の納入方法の改正
5 その他条文の整備を行う改正
 提案の理由として、従前特別会計の予算で行っていた事業を特別会計の廃止により、普通会費の予算で行う必要が生じたために普通会費を増額する必要が生じた旨の説明が資料に基づきなされた。ただし、特別会計の廃止及び減額により、実質としては月額1,000円の会費値下げである旨の補足説明がなされた。

*議案2号
 執行部より、議案2号に関し、使命規定、名称、司法書士会及び連合会の目的・会則、定義規定、司法書士の業務、司法書士となる資格、欠格事由、登録前研修、司法書士の権利、司法書士の義務、司法書士法人、会則認可事項、懲戒権限の獲得、非司法書士行為等の取締りについて定めた司法書士法改正大綱を決定したいので、承認を求める旨の提案がなされた。
 提案の理由として、以下のとおりの理由により、今次司法書士法改正が必要である旨の説明がなされた。
(1)司法書士の「将来あるべき姿」を求め、「法律家司法書士」の「位置」を確立する。
(2)今日までの司法書士法改正運動の懸念を実現する。
(3)平成14年改正以降に発生している事象に対応するために必要な法改正事項を実現する。

*議案3号
 岡住代議員(群馬会)より、議案3号に関し、司法書士法改正に向け、重点的、具体的かつ精力的活動を求める決議をしたいので、承認を求める旨の提案がなされた。
 提案の理由として、司法書士法改正を現実のものとするために第72回総会決議及び平成14年司法書士法改正における衆参両議院附帯決議に明示された重点項目を絞ることが重要である旨の説明がなされた。
 なお、本議案は、議案2号と抵触するものではない旨の補足説明がなされた。

【議案に対する質疑及び質疑に対する答弁】
 提案説明に続き、それぞれの議案に沿った質疑が展開された。要旨は以下のとおりである。
議案1号に関しては、次の質疑がなされた。
 ①普通会費の増加決定における議論は充分であったのか。②数年後の会費の改定の見通しについて。③普通会費の増額に対応する支出内容の内訳について合理的説明を求める。④単位会が所属会員の会費を免除した場合の負担増について。⑤会費の改定により連合会の事業の縮小を伴うのか。⑥合理的な事業執行を行うための担当部署はあるのか。⑦普通会費増額を決定する緊急性について。⑧議案1号が否決された場合の執行部責任について。
これらに対する執行部の答弁は次のとおり。
①会費の見直しのための委員会を設置し、29回にわたる会議を経て、十分な議論を行った。②今回の実質会費値下げにより、数年後、事業の展開によっては予算が厳しくなることも予想されるが、そのときに対応したい。③資料に基づき、支出内容の内訳についての説明がなされた。④今後の検討課題としたい。⑤事業縮小は伴わない。⑥専務理事と常務理事が担当である。⑦普通会費増額をこの時期に行わないと、次年度に大幅な会費改定をしなければならないおそれがある。⑧否決されていない段階での回答は差し控える。

議案2号に関しては、次の質疑がなされた。
 ①司法書士法改正実現に向けた実績と今後の具体的方策について。②懲戒権限の二分化について。③第72回総会で承認された「司法書士法の抜本的な改正実現を求め4項目の速やかな整備を求める」決議の対応について。④連合会会長、単位会会長を懲戒の処分権者とするにあたり、公正・公平さの担保について。⑤司法書士法改正大綱を契機とする今後の法改正ビジョンについて。⑥司法書士の業務に関する改正の具体的実現方法について。⑦連合会が単位会を監督する権限をもつことについて。⑧名称変更・二重監督・自主懲戒権について。
 これらに対する執行部の答弁は次のとおり。
①今までは対策部案として関係機関との協議を重ねてきたが、大綱案が承認された後、関係機関に対する具体的活動を展開する予定である。②懲戒の申立窓口を単位会に一本化することで混乱のないよう対応していきたい。③決議を踏まえて、補足説明等を作成した。④懲戒制度審議会の設置等による担保を検討している。⑤法改正大綱案が更に実績を残す契機になると考えている。⑥実績を背景に関係機関との協議を重ねていく。⑦単位会の自治性を尊重した制度構築を目指している。⑧会員への意見照会を重ねて、会員の総意を得る努力をしていきたい。また、今までの実績を否定するものでもない。

議案3号に関しては、次の質疑がなされた。
①提案中の重点的、具体的かつ精力的な活動の具体的内容について。②提案理由の根拠について。③議案2号との関係について。
 これらに対する議案提出者の回答は次のとおり。
 ①司法書士法改正に関する世論喚起から始めていくべきであると考えている。②既に決議された重点項目について確定しているが、それに限定しているわけではないと考えている。③大綱案を否定する趣旨ではない。重点項目をアピールする意義があると考えている。

【討論・採決】
 それぞれの議案に対する反対・賛成の討論が終了した後、議長は討論終結を宣言し、採決のため議場が閉鎖された。組織員数271名中270名(委任状提出12名を含む)が出席し、採決が行われた。
 採決の結果、特別決議を要する1号議案について、承認された。2号議案について、承認された。3号議案については、否決された。

【閉会】
 井上副会長より、閉会宣言がなされた。

コメント

No title

あかまつさん、詳細なレポートありがとうございます。
私も結果しかしらなかったので、会議の臨場感が伝わる報告はとてもありがたいです。
参考までに賛成数がどれぐらいだったのか知りたいのですが(部外秘なら聞きません)。
今後司法書士法改正に関する研修の実施を企画している者の一員として今後とも研究を続けていきます。

全青司の一員としては・・・?(^_^;)

1号議案 可決数202票
2号議案 可決数193票

以上のとおりです。

No title

あかまつさん、ありがとうございます。
1号議案、何とか可決という数字ですね。

2号議案可決を受けて中央研修所は研修会を企画中です。

それよりもタイトルのコメントが気になる…(汗)

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プロフィール

赤松 茂

Author:赤松 茂
あかまつ司法書士事務所
静岡県沼津市下河原町48番地

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【Mail】 quick-response@nifty.com

(平成26年5月に事務所移転しました。)

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