オンライン申請の大幅なシステム変更

 本日より、法務省オンラインシステムが大幅に変更される。
 大きな変更点としては、システムをライトユーザー用とヘビーユーザー用に区分けし、ライトユーザー用に全部事項証明などの取得を容易にするシステムを導入した点が挙げられる。
 これにより、今まで司法書士事務所に全部事項証明の取得を依頼していたユーザーは自ら取得するようになるのではないだろうか。今後、司法書士事務所が全部事項証明を取得するケースは閉鎖登記簿まで調査するケースなど複雑なものに限られるようになるのだろうと想像しているところである。つまり、司法書士事務所にとっては、単に全部事項証明を取得するだけではなく、それら取得の行為に関連し、何らかの付加価値をつけることが求められるのだろうと思う。

 また、ヘビーユーザー向けのシステムにおいては、電子認証の回数が劇的に減少した。
 今までは、5連件の登記申請で、かつ、登記識別情報を5つ添付する場合は、合計10回の電子認証が必要であったが、それが1回で済むのである。
 1回の電子認証に数分を要していたことを考えると、この変更は大きい。

 ところで、司法書士事務所では、一般に、いわゆる業者ソフトを利用することも多いのだが、登記原因証明情報や委任状、商業関連の議事録の作成には、未だに有用であると思うが、これだけ法務省オンラインシステムが充実してくると、こと申請に関しては利用のメリットが薄れてきたようにも感じる。
 
 このようなオンラインシステムの充実により、これからは登記申請の手続が難しいから司法書士に依頼するというのではなく、登記申請に至る実体の権利確定のために司法書士が関与するというスキームを確立していけるとよいのではないかとも思うところである。


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