全青司・大阪司法書士会共催「消費者問題最前線~悪質商法を突破せよ~」

 平成23年1月15日13時から17時まで、大阪司法書士会において、全青司・大阪司法書士会共催でシンポジウム「消費者問題最前線~悪質商法を突破せよ~」が開催されたので、全青司副会長として出席した。司法書士100名前後が参加した。
 当日の主な内容は、次のとおりである。
 基調講演は、「最近の消費者問題と法律実務家の役割」というテーマで、国民生活センター理事長である野々山宏弁護士が講義された。講義の内容は、国民生活センターの業務内容、寄せられる具体的相談事例、そして、今後の国民生活センターの在り方についてまで及んだ。
野々山宏弁護士によると、消費者問題に対する法律実務家の役割には次の5つがあるという。すなわち、①被害救済の役割、②社会の問題点を発見する役割、③新たな紛争解決先例や判決例を形成することによる社会貢献の役割、④法政策や法制度に対して意見を述べる役割、⑤法律実務以外の世界に進出して、「法の支配」を貫徹させる役割、である。
 その後、パネルディスカッションの形式で、「悪質商法の現場から」というテーマで、次の登壇者によるリレー報告がなされた。
  司会 谷嘉浩司法書士
1 消費者問題の現場から~消費生活センター~ 喜多川千恵子消費生活相談員
2 クレジットの実情を全て見せます~元信販会社社員として~森田裕一司法書士
3 消費者被害の救済に向けて~定番編~  登山祐樹司法書士
4 消費者被害の救済に向けて~新たなる試み~ 森田裕一司法書士
5 消費者自身の取り組み~消費者団体~ 川戸周平司法書士

 シンポジウムの最後に、私は、次のような閉会の挨拶を行なった。
「わたしたち司法書士の取組みも、現在、突出していた多重債務相談から、悪質商法を含む消費者問題全般に関する相談へと大きくシフトしようとしている。本日、ご紹介いただいたように消費者被害はイタチごっこを繰り返しており、常に最新情報を入手しておく必要がある。本シンポジウムは、悪質商法などの消費者被害に司法書士が取り組むためのきっかけとなるべく開催させていただいたが、これからも継続的に消費者問題最前線を追い続けていかなければならない。なお、基調講演を頂いた野々山先生の講義の続きは、平成23年9月17日に静岡で開催される全青司しずおか全国研修で聴くことができる。次回は、ぜひ静岡にいらしていただきたい。」


コメント

~悪質商法を突破せよ~

 嗚呼、こちらにも行きたかったです。日程が重なってしまうのです。
ところで、こういう催しを全青司がなさっている事を、消費生活相談員たちは
どこで知るのでしょうか?
あっ、そうか! そもそも会員向け講座なのか?
では、悪質商法に取り組んでおられる司法書士さんたちがある事と
その内容を、消費生活相談員はどうやって知ったらいいのでしょうか?

制度広報がんばります。

 消費者行政との連携は継続的に検討していかなければならない重要課題ですね。

 どうも地域差があるようですが、全国の司法書士会と消費生活相談員の皆様との距離が少しでも縮まるように全青司も活動を続けていきます!

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プロフィール

Author:赤松 茂
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(平成26年5月に事務所移転しました。)

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