非正規会議全国会議IN広島

 平成22年12月10日(土)11時から16時45分まで、広島において、非正規全国会議の総会及び集会が開催されたので、幹事として参加した。集会には、一般の方を含め、100名以上が参加した。
 総会では、今年度の活動を振り返るとともに、次年度の活動計画が承認された。新たな書籍の出版の他、4回の集会も既に予定されており、盛り沢山の内容だ。
 集会では、特別報告として日弁連調査団から「デンマークに学ぶ、働き方とセーフティネット」、私鉄中国地方労組広電支部から「均等待遇にむけた取り組み」が報告され、非正規労働者の権利実現に向けた取り組みなどについて、参加者を交えた会場全体での意見交換がなされた。
 日弁連調査団によると、デンマークは解雇がしやすいといわれるが、それは柔軟な労働市場と充実した失業保険制度が対になっているだけではなく、それに加え積極的労働市場政策というトライアングルの制度が確立しているからだとのことである。とくに労働組合の組織率の高さは日本の比ではないようだ。そもそもデンマークの方が解雇規制は厳しいともいえ、デンマークは労働者を解雇しやすいという風説は誤解である。仮に解雇されても、その後の社会保障も充実している。それら制度は、長い歴史的背景があり、他国が直輸入できない制度である、とまとめられた。
 また、私鉄中国地方労組広電支部からは広島電鉄における非正規社員の正社員化における問題点が語られた。他にも、高校における非正規労働者の実態として、広島県口頭が高職員組合より非常勤講師の問題点や広島県生活と健康を守る会連合会よりシェルター(緊急避難場所)利用の実態なども語られた。当事者からの報告を聴くことは、とても重要だ。
 その後、「正規と非正規の格差を超えるためには」というテーマで、インタビュアーを弁護士の中西基氏、スピーカーを広島大学の緒方桂子氏、龍谷大学の脇田滋氏による対談が行われた。
 脇田氏からは、非正規労働とは、派遣労働者、有期労働者、短時間労働者のほか、名目的自営業(名ばかり事業主)も加える必要があるとの鋭い指摘がなされた。どれか1つを規制しても、他の類型にしわ寄せがくるおそれが強いので、この4者をセットで考える必要があるとのことであった。

 集会終了後、同じく広島で、全青司月報委員会が開催され、次年度への引き継ぎが行われたので、副会長として参加した。全青司も、3月の総会が近くなり、いよいよ本格的に次年度の準備が進められている。

 同委員会終了後、静岡へ。翌日、静岡で、本会研修があり、講師を務めるためだ。

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