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司法書士としての生き方 その11

 司法書士になるまでの回想記の続きである。バックナンバーは、左欄の「司法書士新人研修」からご覧いただきたい。

 さて、司法書士試験の受験勉強を始めたはよいものの、司法書士試験の内容は、それまで法律にほとんど縁がなかった者にとっては途方に暮れるに十分なものである。試験科目だけでも11の法律があるし、「書式」と呼ばれる記述式の問題もある。データを見ても、毎年3%弱の合格率という宝くじのような確率である。通常の神経では、合格できる気にすら中々なれないだろう。そこを詭弁でも何でもよいので、とりあえずクリアして、まず、自分が合格できる気にならなければならない。

 思うに、合格できる気になり、司法書士試験を突破するに重要なことは次の事項である。
1 本気で受験勉強に取り組むだけのきっかけがあること
2 受験勉強を継続するモチベーションを保つこと
3 常に根拠のない自信をもつこと

 私にとっての上記1については、今までに既に述べた。

 今回は、上記2について、である。
 私は、通信で受験対策をたてていたために、しばらくの間、司法書士試験の受験生とは、どのような属性の人なのかすら分からず、私が司法書士試験の受験生として浮いているのではないか、と思うこともあった。それでも、いったん始めると決めた以上、受験勉強は続けるのだが、時には本当に合格できるのか不安にもなる。

 そのようなときの不安を払拭してくれたのが、中学時代の友人の存在だった。

 彼は、中学時代もっとも仲がよく、放課後、毎日のように一緒にスケートボードをしていた仲間だ。地元では彼がスケートボードNO1、隣にいた私がNO2というほど、二人して熱中していた。(NO1,NO2というものの彼の滑りとの間の隔たりは大きく、世界と町内くらいの差があったのだが。)彼とともに新しい技にチャレンジするのは、とても楽しかったし、親分肌の彼からはスケートボード以外の多くのもの、人との付き合い方なども学んだ。
 ところが、中学卒業後、それぞれ別の高校に進学し、それまでのように会うことがなくなってしまった。
 部活を始めたことによってスケートボードをすることができなくなってしまった私は、高校以降もスケートボードを続けていた彼に会うのに引け目を感じるようになっていたからである。

 そして、高校在学中に、噂で、彼がスケートボードからスノーボートに転向したと聞いた。冬の間は、リフト小屋のトイレの個室で寝泊りをしてまでスノーボードを滑っていたらしい。そのような彼の姿は容易に想像することができた。あいかわらずだ。
 その後、彼は、世界選手権に出るまでのスノーボードの選手になった。今では、大企業がスポンサーとなって、プロスノーボーダーとして活躍をしている。

 スノーボード一つで世界に達した彼に比べれば、国内で司法書士試験に合格することなど容易いことのように思えた。だからこそ試験勉強で不安を感じたときも、彼の存在を思い返し、合格しない97%ではなく、合格する3%の層だけを意識することができたのである。
 司法書士試験に、ふと、くじけそうになったときにもモチベーションを維持できたのは彼の存在のおかげだ。

 住む場所も変わってしまい、すっかり会わない日々が続いているが、司法書士となってからも、彼の存在は忘れたことはない。誰でも気持ち次第で世界を目指すことができるのだ、ということに気づかせてくれたのだから。

 司法書士となった今、今度は、私が、あのときの彼になる番だ。
 そのような気持ちで、このブログを続けている。

 

コメント

背中を見て育つ

とてもいいお話しですね。
身近に刺激を受けられる人がいるということは
本当に幸せなことです。

赤松さんの背中をみて、追いつこうとがんばっている
後輩がたくさんいると思います!
私もそのうちの一人です。

次年度の動向に期待しています!

 しばさん、コメントありがとうございます!
 しばさんに、そう言っていただけるとは恐縮です。

 今ではブログ中の彼のほか、司法書士界にも大きな目標となる人がたくさんいます。
 吉徳先生や芝豊さんを目指して、これからもがんばります!

 

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プロフィール

赤松 茂

Author:赤松 茂
あかまつ司法書士事務所
静岡県沼津市下河原町48番地

【TEL】055-963-8002

【Mail】 quick-response@nifty.com

(平成26年5月に事務所移転しました。)

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