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アエル再生計画案について考える

 アエル再生事件に関し、議決票が送付されているようだ。
 3月18日に開催される債権者集会で決がとられる。

 依頼人から、アエル再生計画案に、賛成したほうがよいのか、反対したほうがよいのか、との相談を既に何件もされているが、依頼人の立場から言うと、「再生計画案が認可されれば5%の弁済を受けることができるので、弁済額のみをみた場合、賛成したほうが利益となる」という助言を行うことになる。
 そのような助言を行った後、私はいつも「ただし・・・」と続ける。
 「アエルの再生計画案は、『貸付債権の回収を継続』することにより事業再生を目指すとのことであるが(再生計画案4頁)、既存債権の回収を行うだけでは先細りになるのは目に見えており、これは事業の継続を前提とした再建とはいえない。債権回収後アエルはどうなってしまうのだろう…。再生計画案の中で形式的に潜在過払債権者が保護されていたとしても、アエルの継続的な存続が前提とされていない限り、実質的には保護されたとはいえないのではないか。そうであれば、破産手続で、管財人による全件引き直しを求め、すべての過払債権者に対し、何らかの形で通知をし、手続参加のための機会を保障すべきではないか。この再生計画案に賛成するということは、そのような潜在過払債権者の機会の保障を奪いかねない、と私は考えている。」と…
 これは、個人的意見であり、依頼人は自らの自由意志で議決権の行使を行っている。
 私が権利行使をするわけではないので、言いたいことをいえるのかもしれない。
      *
 私が司法書士となったときに誓ったことがある。
 「おかしいものは、誰が何と言っても、おかしい。」と言えるようになろう、と。
 司法書士である以上、そう言うべきであるし、言わなければならない。
 だから、私はおかしいと思ったことを言い続けるのだ。

コメント

No title

再生計画案で示された事業再生の基本方針を一覧する限り,「再生計画案」というよりも,その実は,破産手続きにおける配当手続きに他ならず,いわば再生債務者側がレールを引いた解散へのソフト・ランディングという印象すら持ちます。

なぜ,破産ではなく,再生を選択しているのか,再生計画案を読み込むと背景が透けて見えてくる気がします。

体調はよくなりましたか?

 そのとおり!
 再建しないのに、なぜ再生を利用するのか。
 その理由は、おそらく摩雲天さんが想像している通りなのでしょう。
 安易な再生計画案による過払債権者の切捨てを認めるわけにはいきません。
 実態に即した法的手続を求めていくべきだと思っています。
 

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赤松 茂

Author:赤松 茂
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(平成26年5月に事務所移転しました。)

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