民法改正の論点整理その5

(代理権の濫用)

 代理人が自己または他人の利益をはかるために、客観的にはその権限内になる行為をする代理権の濫用について、現民法下では、民法93条但書を類推適用して向こうという結論を導き出している。
 受験時代には、とても興味深い法律の使い方だと感心したものだが、やはり技巧的にすぎることは否めない。
 そこで、今般の民法改正では、代理権の濫用は効力が生じないことを明文をもって規定することが検討されている。

 ほかには判例法理が確立している「無権代理と相続」についても、明文化が検討されているようだ。

 代理の部分は、他に大きな改正論点は見当たらないものの、わたしたちの業務のほとんどは代理業務(訴訟代理・登記申請代理)であるので、代理は自己の立場で検討しておく必要が高いといえる。

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