民法改正論点整理その2

(任意規定と異なる慣習がある場合)

 現民法92条は、任意規定と異なる慣習につき、「法令中の公の秩序に関しない規定と異なる慣習がある場合において、法律行為の当事者がその慣習による意思を有しているものと認められるときは、その慣習に従う。」と規定し、「慣習+当事者の意思」が要求されているところであるが、兼ねてから、慣習と任意規定の優先関係、法の適用に関する通則法3条との整合性などについて、問題があるといわれている。
 今般の民法改正においては、この点につき、「原則として、慣習があるときは慣習に従う。例外的に当事者の意思によりこれを覆すことができる。」という修正をし、法の適用に関する通則法の改正までが検討されているようだ。

 原則、例外の逆転は、立証負担に直結することが多く、訴訟上の請求原因・抗弁のように紛争を立体的に捉えて、検討していく必要がありそうだ。

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