ADR市民フォーラム開催

 平成21年5月21日(木)13時30分から16時30分まで、静岡県司法書士会において、ADR市民フォーラムが開催されたので、参加した。
 市民の方が8名ほど参加してくださり、紛争解決の方法を、①評価型、②妥協要請型、③対話促進型のそれぞれの類型別に寸劇を行ない、その違いを参加者に感じていただいた。
 なお、私は、この寸劇の脚本作成と評価型調停人を演ずることを担当させていただいた。
 寸劇における紛争の概要は次のとおりである。
 
山田さん(32才)
食堂のバイトをしながら、俳優を目指している。
俳優のオーディションを受け続けているものの、今までに演じた役でTVに出たものは、綾乃はるか演じる「春のソナタ」のクラスメート役だけである。
そんな山田さんが、ある日、バイトの帰り道に、鈴木さんの飼っていた犬(ジローくん。ミニチュアダックス、オス、4才)に、顔を咬まれてしまう。
この日は、手ごたえのあったオーディションの結果発表の日だったので、期待して帰途を辿っていた。その途中、ミニチュアダックスが電柱につながれていたので、バイト先でもらった魚肉ソーセージを、その犬にあげようとしたところ、顔を咬みつかれてしまったのである。
咬みつかれた顔の血を拭きながら、「もう俳優ができないかもしれない…」と呟いたところ、そのときになって、ようやく近づいてきた飼い主の鈴木さんに「どうせ…」と言い放たれてしまう。また、鈴木さんの謝罪も形式的なものであると感じており、飼い主として誠意のない鈴木さんの対応にも腹を立てている。
なお、事故の後、自宅に帰ったところ、オーディションの落選通知が届いていた。
治療費3万円のほか、俳優としての将来に影響を及ぼしたとして慰謝料100万円を請求したいと考えている。
当事者同士での交渉では、一向に話が進まないので、この度、調停センターを利用し、紛争の解決を図ることにした。


 さて、寸劇の後の参加者からは、概ね脚本の意図どおりのご感想をいただけたので、寸劇の目的は達することができたものと考えている。
 この場をお借りして、参加してくださった市民の皆様、寸劇を担当してくださった司法書士の皆様に厚くお礼申し上げる次第である。

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プロフィール

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(平成26年5月に事務所移転しました。)

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