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アフリカでの靴の市場調査の寓話から考える事実と意見

 アフリカの奥地に商社の営業担当が2人市場調査に行った。
 目的は靴の販売調査だ。
 一人は「ダメです。ここの人たちは靴を履くという習慣がないので、靴は売れません。」と本社に報告した。
 もう一人は「ここには膨大な市場があります。なぜなら、まだ誰も靴を履いていないからです。」と本社に報告した。

 どちらが営業担当としてセンスがあるかということを感じさせるという意味で、企業の営業研修などでは好んで使われる寓話のようだ。

 これを司法書士のような法律実務家にあてはめてみたらどうだろう。
 法律実務家の報告という意味では、いずれの回答も落第である。
 なぜなら、上記の回答はいずれも事実と意見とが混在しており、報告者の主観が混在しているので、報告を受けた側をミスリードさせるおそれがあるからだ。
 法律実務家としては、「アフリカの奥地の人たちは靴を履く習慣がありません。」という事実だけをまず指摘するべきである。
 この事実に対し、「靴を履くという習慣を現地に根付かせることは困難であると思われ、短期的には靴が売れるとは考えることができない。しかしながら、その習慣を根付かせることさえできれば大量に靴の販売を見込むことができると考えられる。」
 と、それぞれの立場の根拠を述べながら両論併記で書くべきであろう。

 そこまで述べることによって、客観的に「靴を履くという習慣」の実現可能性が争点となってくるわけである。
 以下、その実現可能性について報告者の主観を交えながら、主張をまとめていけばよい。

 と、ここまで自分で書いておいてなんだが、法律実務家は営業に向かないなぁと、つくづく実感した。
 今回も、閑話休題ネタで。

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司法書士とダイエット

 連休に入り、ブログの閲覧者も減ると思うので、今のうちに閑話休題的な話題を…。

 この数年で20キロほど体重を落としたところ、周囲の人からは「どうやって、そんなに痩せたの?」という聞かれ方をされることが多くなった。
 ただ、そう聞かれても、「運動して、食事に気をつけてるだけです。」と答えるぐらいしかできない。
 実際に、突き詰めていえば、それ以外のダイエットの方法などないだろう。

 ここで、疑問に思うのは、「なんで、ダイエットをしようと思ったのですか?」という聞かれ方がないことである。
 素朴に、「痩せたらよいなぁ…」ぐらいは多くの方の念頭に常にあることだと思われるので、今さら聞くまでもないと思われているのかもしれない。
 
 しかし、物事を成すに「動機」は極めて重要である。

 司法書士の方は、司法書士試験の受験時代のことを思い返してみていただきたい。
 同じ能力と思われる受験生でも、短期間で効率よく受かる受験生と中々受からずに結局受験を止めてしまう受験生がいなかっただろか。
 つまるところ、司法書士試験(に限らず資格試験は総じてそうだと思うが)は、試験に受かりたいという気持ちを強く持っている受験生が受かるようになっている。
 その気持ちを発生させ、維持し続けることが難しいのだ。とくに司法書士試験は最低でも1年程度は、人生の最優先事項に試験勉強を位置づけなければ合格に必要な能力は身につかない。
 そして、そのためには、「何はともあれ試験勉強」という気持ちを常に抱くだけの「動機」が必要になる。
 結局は「動機」なのだ。

 さて、話をダイエットに戻すと、ダイエットを成功させるというのも「動機」がすべてだ。
 ダイエットしなければならない、という強い動機があれば、必ず達成できるのだ。
 これさえしっかりと持っていれば、方法論は後からついてくる。

 ちなみに、私の動機は、以前、中央新人研修の講師を受けたからだ。
 司法書士有資格者の前で、講義をするというのに、いかにも自己管理できていない体型の司法書士が出てきたら、受講生の夢を壊してしまうだろう。
 それぐらい、中央新人研修の講師に課せられたものは重い、と考えている。
 

 皆さんも周囲に痩せた人が出てきたら、「どうやって?」ではなく、「なぜ?」と聞いてみてほしい。
 きっと、その方が参考になる話が引き出せるだろう。



【静岡県司法書士会】民法(債権関係)改正に関するシンポジウム申し込み開始のご案内

 平成24年6月16日(土)に静岡県司法書士会において、下記のとおり民法(債権関係)改正に関するシンポジウムが開催される。
 基調講演に、法務省の内田参与と筒井参事官、パネルでは静大の宮下教授らにもご登壇いただくことになっており、パネルの準備も入念に行っているので、非常に充実したシンポジウムになるだろう。
 受講対象は司法書士のみとなっているが、静岡県会の会員に限らず、全国の司法書士の方々の参加が可能だ。今週中には、各本会あてに申込書が届くと思われるので、受講を希望される方は、各会事務局から申込書を入手するか、日司連研修情報システムから申込むか、いずれかの方法で、お早めにお申込みいただきたい。

                       記

1.開催日時 平成24年6月16日(土)午後1時~午後5時30分
        (受付は、午後12時30分~)
       会長挨拶 午後1時00分~午後1時10分
       第1講  午後1時05分~午後3時05分
       休  憩 午後3時05分~午後3時20分
       第2講  午後3時20分~午後5時30分
                   ※途中、10分間の休憩を入れます
2.会  場 静岡県司法書士会館 4階司ホール
       静岡市駿河区稲川一丁目1番1号
3.研修内容
  第1講 基調講演「民法(債権関係)改正の課題と方向性(仮)」 
  講師 法務省経済関係民刑基本法整備推進本部参与 内田貴様
     法務省大臣官房参事官 筒井健夫様

「民法(債権関係)の改正に関する中間的な論点整理」に対するパブリック・コメントが平成23年6月1日から同年8月1日の間に実施され、多くの団体から意見の提出がありました。
これを受けて法務省では、現在、本改正においてどのような点が課題に上がり議論が進んでいるかを法制審議会民法(債権関係)改正部会でご活躍されている内田貴先生及び筒井建夫先生にご講義いただくことにより、一人でも多くの司法書士が本改正における論点の理解を深め、平成25年以降に予定されている次のパブリック・コメントなどに活かしていくことが目的です。

  第2講 パネルディスカッション
    「民法(債権関係)改正と司法書士実務」

  パネラー 静岡大学大学院法務研究科教授 宮下修一様
       日司連民事法改正委員会委員  齋藤 毅様
       静岡県司法書士会制度対策委員民法改正対策部部員 

 パネラーに、静岡大学大学院法務研究科教授宮下修一様をお招きし、司法書士とともに、司法書士実務に直結する改正論点につき、意見交換を行います。司法書士の実務家としての観点から民法改正についての意見を参加者も含めて積極的に考えていくことが目的です。

【明治大学法科大学院主催】2012年度民法債権法改正の動向 寄付講座

 平成24年5月19日(土)より半年以上にわたって、明治大学で月に1、2回のペースで、「民法債権法改正の動向」講座が開催される。

 http://www.meiji.ac.jp/laws/chair/copy_of_copy_of_kihukoza_top12.html

 参加費無料で、一般の方も参加可能だ。
 この講座は昨年度も開催されており、とても充実した資料も配布される。
 もちろん講師陣も秀でた方ばかりだ。
 久しぶりに(初めて)大学で勉強したい、という方々も、聴講してみるとよいかもしれない。

 申込みは、5月10日(木)までとなっている。

シンポジウム「債権法の未来像 」

 平成24年5月9日(水)13時30分より17時まで、東京・日経ホールにおいて、財団法人日本法律家協会・公益社団法人商事法務研究会主催、最高裁判所・法務省・日本弁護士連合会後援により、シンポジウム「債権法の未来像」が開催される。
 登壇者は、法制審議会民法(債権関係)部会の委員・幹事の面々であり、法制審議会民法(債権関係)部会が設置されてから、一般向けのシンポジウムとしては最大級のものとなるだろう。
 参加資格は特になく、参加費も無料だ。ただし、先着順のようなので、お早めに申込みすることをお勧めする。

 http://www.shojihomu.or.jp/sympo20120509.html


 平成25年2月に控えた民法(債権関係)の中間試案に向けて、これから益々社会的関心が高まっていくものと思われる。中間試案公表後に予定されているパブリックコメントへの準備の意味を含めて、今回のシンポジウムは、一人でも多くの司法書士にも聴講していただきたい。


 

貸金業者の管轄違いによる移送申立に対する対応

 古橋司法書士のブログでは、司法書士に対する総額説への反論に続き、合算説に対する反論方法の概要が掲載されている。

 http://s-furuhashi.cocolog-nifty.com/blog/2012/04/post-6b7c.html

 司法書士が代理人となって法的手続をとることができる紛争は当然裁判外でも代理人となることができる。
 基本的には、この考え方がベースだ。
 また、法律実務家にとっては当たり前のことだが、本訴の訴額と反訴の訴額は合算されないということも重要なポイントとなる。

複数の債権者の債務整理と司法書士の代理権

 古橋司法書士のブログに、司法書士の簡裁代理権の範囲に関する、いわゆる総額説について興味深い論考が掲載されているので、紹介させていただく。

 http://s-furuhashi.cocolog-nifty.com/blog/2012/04/post-54bb.html

 司法書士は、相談を受けた民事紛争について、当事者ごとに、法的手続をとるとしたら、どのような手続を選択するか(いわゆる「仮の裁判所手続」)ということを念頭において裁判外の事前の交渉を行うという点がポイントだ。

プロフィール

赤松 茂

Author:赤松 茂
あかまつ司法書士事務所
静岡県沼津市下河原町48番地

【TEL】055-963-8002

【Mail】 quick-response@nifty.com

(平成26年5月に事務所移転しました。)

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